エココラム

夏に冷房をつかうときは設定温度28℃、運転1日1時間短縮

本格的な夏をむかえ、日ごとに厳しくなる暑さ。
家庭や職場で冷房をつかう機会が増えてきたとおもいますが、
そんなときもどうか省エネアクションを忘れずに!
設定温度を28℃にすれば、年間で30.24kWhの省エネ、約670円の節約、10.6kgのCO2削減(※1)が、また、運転を1日1時間短縮すれば、年間で18.78kWhの省エネ、約410円の節約、6.6kgのCO2削減(※2)が実現します。

※1 外気温度31℃のとき、2.2Kwのエアコンの設定温度を27℃から28℃にして1日9時間使用した場合。
※2 設定温度を28℃にして運転を1日1時間短縮した場合。

省エネ行動と省エネ効果

おのずと発生するエネルギーロスはさまざまな省エネアクションでカバー

冷房の設定温度を28℃にし、運転を1日1時間短縮することに
プラスアルファでおこないたいのが、
知らず知らずのうちに発生してしまっているエネルギーロスを
なるべく減らす省エネアクション。
ドアや窓の開閉を少なくする、カーテンやすだれで日射しをカットする、
エアコンの室外機を風通しのよい場所に置くなどして、
熱気をいれず、冷気をださず、熱交換をスムーズにすれば、
より少ないエネルギーで快適な室内環境を維持できます。

省エネ性能や気密・断熱性能にすぐれた製品をとりいれるのも効果大

また、買い替えや新増改築のタイミングで、
省エネ性能にすぐれたエアコンを選んだり、
気密・断熱性能にすぐれたサッシや窓ガラスをとりつけるのも
たいへん効果的な方法。
まずはできるところからはじめて、なるべくエネルギーをつかわず、
なるべくエネルギーをムダにしない、
理想的なエコライフを実践してみてください。

はじめてみよう省エネアクション
 

エネルギーのベストミックスでエネルギーロスをしっかり削減

家庭にとどくまでにも発生してしまっているエネルギーロス

発電所やガス製造所でつくられて、わたしたちの家庭にとどけられるエネルギー。じつはこのあいだにさまざまなロスが発生していることをご存知でしょうか。火力や水力を電源とし、電線を通ってくる電気の場合、発電においては約40%が、送電においては約4%のロスが発生。総じて約60%のエネルギーが知らず知らずのうちにムダになっています。一方、メタンやプロパンを原料とし、ボンベやガス導管で運ばれてくるガスの場合、製造においても輸送においてもほとんどロスが発生しません。

家庭に届くまでのエネルギーロス比較

くらしかたにあった調理、暖房、給湯でエネルギーのベストミックスを

なるべくエネルギーをつかわず、なるべくエネルギーをムダにしないエコライフを考えるとき、指標として参考にしたいのが、一次エネルギー利用率と機器稼働率、そして、このふたつからもとめられる総合エネルギー効率です。例えば、調理機器では、ガスコンロの一次エネルギー利用率は100%、機器稼働率は約56%、総合エネルギー効率は約56%、IHヒーターの一次エネルギー利用率は40%、機器稼働率は約90%、総合エネルギー効率は約36%となっており、ガスコンロは総合的にみると効率がよいといえます。暖房機器や給湯機器も同様に数値がでているのでいちど比較検討してみるのがおすすめ。冷房の設定温度の工夫や使用機器の選定でさまざまなロスを上手になくしていきましょう。

総合エネルギー効率比較 一次エネルギー利用機器効率をあわせた、総合エネルギー効率を考えよう!!

一次エネルギー発電値 H12年.9電力会社基準、低位発熱量基準による
○ガスコンロ、エコジョーズ、電磁調理器、電気式床暖房、蓄熱式電気暖房器ーメーカーカタログ値 ○電気温水器 平成10年3月(財)産業創造研究所発行レポートより算出 ○エコキュート 住環境研究所データより

 
約40年前にくらべて家庭用エネルギー消費が2倍以上に増加

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