エココラム

VOL.3 節水についてかんがえる。

効果的な節水・省エネはお風呂と炊事のムダをなくすことから

料理をつくるとき、入浴をするとき、服を洗うときなど、くらしのさまざまなシーンにかかすことのできない水。
では、家庭のどんなシーンでよく水がつかわれているか、あなたはご存知でしょうか?
答えは、1位がトイレ、2位がお風呂、3位が炊事、4位が洗濯。
なかでもお風呂と炊事はお湯をわかす給湯のためのエネルギーも必要としており、家庭におけるその消費量はトップ。
つまり、このふたつのムダをなくせば、節水・省エネが効果的にできるといえます。

一般家庭におれる用途別水使用量の割合

お風呂にはいるときはつづけてシャワーをつかうときは必要最小限に

バスタブ1杯ぶんのお湯=シャワー16分ぶんのお湯

※1 2時間放置して4.5℃低下した200Lのお湯を1日1回追い焚きする場合。※2 45℃のお湯を流す時間を1分間短縮した場合。
出典:一般財団法人省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典2012年版」

お風呂の節水・省エネは、時間をあけずにはいること、シャワーをだしっぱなしにしないことが基本。
前者を実践すれば、年間でガス38.20m3の省エネ、約5,270円の節約、87.0kgのCO2削減(※1)が、後者を実践すれば、年間でガス12.78m3の省エネ、水道4.38m3の節水、約2,760円の節約、29.1kgのCO2削減(※2)が実現します。
なお、バスタブ1杯ぶんのお湯はシャワー16分ぶんの量とほぼ同じ。
3人までならシャワー入浴が、4人以上ならバスタブ入浴がおトクです。

食器を洗うときは湯温を低めにプラスアルファのエコアクションもしっかりと

炊事の節水・省エネは、食器を洗うときの湯温を低めに設定することが基本。
これを実践すれば、年間でガス8.80m3の省エネ、約1,210円の節約、20.0kgのCO2削減(※)が実現します。
また、洗い桶にためながらすすぐ、ひどい汚れはあらかじめふきとる、洗剤をつけすぎないなどのエコアクションをプラスアルファでおこなえば、より効果的な節水・省エネができます。

シャワー16分ぶんのお湯

※夏季をのぞく253日間、20℃・65Lの水道水をつかい、給湯器の設定温度を40℃から38℃にして、1日2回の手洗いをした場合。
出典:一般財団法人省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典2012年版」

ページトップへ