味覚の秋をむかえて食卓にとどきはじめているのが新米。いまだけのおいしさをたっぷりと楽しみたいなら、電気炊飯器ではなく鍋で炊いてみましょう。土鍋や専用鍋がなくても大丈夫。ホーロー鍋、アルミ鍋、文化鍋、多層鍋、深型フライパンなど、手持ちの鍋でもきちんと炊けます。

鍋でごはんを炊くのはじつは意外と簡単。火加減は3段階とシンプルで、時間は30分とスピーディー。電気炊飯器ではなかなかできないおこげもしっかりできます。

たっぷりの水をいれたボウルに米をくわえ、数回かき混ぜたらすぐに水を捨てます。
米と米とをすりあわせるように研ぎ、研いだあとはボウルに水をいれてすすぎます。この研ぎとすすぎは水がほぼ透きとおるまで数回おこないます。
米をザルにあげて水を切ったら、鍋にうつして分量の水(※)をいれ、30分以上浸水させます。
※1合の場合は200〜215ml、2号の場合は400〜450ml、3合の場合は600〜650mlが目安です。新米は水分を多く含んでいるので、目安より少なめにするとよいでしょう。
鍋にフタをして中火にかけます。鍋のなかで音がするフタのふちに泡がでるなど沸騰してきたら、弱火にして10〜15分加熱します。
鍋のフタをとって水が残っていないことを確認したら火をとめ、ふたたびフタをして10〜15分蒸らします。蒸らしおわったらしゃもじでさっくりと混ぜておきましょう。
電気炊飯器とくらべてエコなのもうれしいポイント。ガスコンロで必要なときに必要なぶんだけ炊けば、年間で約230kWhの節電、約5,000円の節約(※)になります。ガスコンロに搭載されている自動炊飯機能や、かまど炊きを再現するガス炊飯器を利用するのもおすすめ。エコにくわえて、便利や美味がさらにふくらむことが期待できます。
※電気炊飯器は1日1回炊飯し12時間保温した場合。
出典:大阪ガス「火で炊くコンロでごはん生活」
出典:日本ガス協会オフィシャルウェブサイト
