日ごとに寒さが厳しくなってくると、気になりだすのが冷えと乾燥。手足が冷たい、肌が粉をふく、かゆみがでるなど、この季節とくに深刻になる悩みを解消したいなら、いつもおこなっているケアにくわえて、毎日の入浴を上手に利用してみましょう。
医学的・科学的にも証明されている入浴の効果。それに深く関係しているのが温熱作用、水圧作用、浮力作用の3つの物理作用です。温熱作用は血行を促進し代謝を向上して、老廃物や疲労物質を除去する作用、水圧作用は血液を押し戻し心機能を活性化して、血液の循環を良好にする作用、浮力作用は筋肉や関節を弛緩して、心身の緊張をやわらげる作用で、さまざまな癒しをもたらし、冷えや乾燥にもしっかりとはたらきかけます。
就寝前に40℃くらいのぬるめのお湯にゆっくりとつかりましょう。30分ほどで芯からぽかぽかあたたまります。入浴後は靴下をはいて冷えを防ぎ、身体があたたかいうちに就寝するのがおすすめです。
42℃以上の熱めのお湯は必要な皮脂まで洗い流し、乾燥をすすめてしまうので、38℃前後のぬるめのお湯にゆっくりとつかりましょう。スキンケア成分のはいった入浴剤をつかって保湿をするのもおすすめです。
出典:BATHCLINオフィシャルウェブサイト「はぴばす」
「長時間、入浴する余裕がない」「お湯につかりつづけるのが苦手」という冷え症さんや乾燥肌さんに、ぜひ活用してほしいのがミストサウナ。浴室をすみずみまで暖房し、温水を霧状にして噴射することで、短時間のうちにすぐれた保温効果と保湿効果をもたらします。また、ゆっくりと入浴することによるお湯のつくりすぎやつかいすぎを減らせ、毎日のエコをサポートしてくれるのもうれしいポイントです。