有業単身世帯や共働き世帯にとって、仕事がある日の朝や昼に洗濯をすることはかなりの難題。実際、有業単身世帯においても共働き世帯においてもその大多数が、仕事を終えて家に帰った夜に洗濯をしているというデータがあり、どちらの世帯も増加している近年、このいわゆる夜洗濯はごく一般的なスタイルになりつつあるようです。
出典:積水ハウス「住まいづくりを学ぶサイト sumai smile」

入浴の効果は医学的・科学的にも証明済み。血行を促進し代謝を向上して老廃物と疲労物質を排出する温熱作用による効果、心肺機能を活性化して血液の循環を改善する水圧作用による効果、筋肉や関節を弛緩して負荷を軽減する浮力作用による効果があり、心と体にやさしくはたらきかけていきます。なお、どのようにストレスを解消したいのかにあわせて、お湯の温度や入浴の時間を変えれば、より確かな癒しを実感できます。
食事の準備、子どもの世話、自分の身支度などでいそがしい朝、やらなければいけないことがひとつ減るだけで、時間にも気分にもゆとりが生まれます。
住んでいる地域や契約している電気料金プランによっては、昼間電力にくらべて安価な夜間電力が使用でき、より経済的に洗濯できます。
入浴後の残り湯を高温かつ清潔な状態で利用できるので、汚れが分解しやすいうえに雑菌が繁殖しにくく、洗濯物をよりキレイに洗いあげられます。
アパートやマンションといった集合住宅の場合、洗濯機の運転音が両隣や階下に響いてしまうことがあるので、なるべくはやく終わらせておく必要があります。
日光が射し気温も高い朝や昼にくらべ、夜は乾くまでの時間が長くなるため、雑菌が繁殖しやすくなり、悪臭が発生しやすくなります。
夜間、洗濯物を屋外に干す場合、盗難される可能性があるほか、留守宅だとおもわれて空き巣などに狙われる可能性があります。

夜洗濯のメリットだけを得たいなら、洗濯機の運転終了をなるべくはやくするなどのルールを厳守したうえで、衣類乾燥機や浴室暖房乾燥機を活用するのがおすすめ。臭いのつきやすさや防犯上の危険性といったデメリットを避けながら、パワフルかつスピーディーに乾かせ、毎日の気持ちよさをますますふくらませてくれます。