とびきりの"うんまい!"でますます人気のガス炊きごはん。 そのひみつがもっと分かって、そのおいしさがもっと楽しめる、 とっておきの情報をおとどけします。
“ 甘み・旨み・粘りが
しっかりと引きだされた
おねばができるからうんまい! ”
炊飯後の釜や鍋にパリパリの膜がついているのを見たことはありませんか。
その正体、じつは、乾いたおねば。
おねばとは炊飯時に発生する粘性の水分で、
お米の表層から溶けでたでんぷんとアミノ酸が含まれており、
炊飯がすすむにつれて濃縮され、やがてお米の表層に再付着して、
でんぷんは甘みと粘りの、アミノ酸は旨みのもととなります。
ガス炊飯器や自動炊飯機能付きのSiセンサーコンロによる炊飯なら、
お米ひと粒ひと粒に熱と水分がいきわたるので、
でんぷんとアミノ酸が充分に引きだされたおねばができ、
甘み・旨み・粘りがしっかりと感じられるうんまいごはんが炊きあがるというわけです。
おねばが発生する仕組み
“ レジスタントスターチ
たっぷりのごはん食で
腸活をおいしくムリなく ”
お米の主成分であるでんぷんは小腸で消化・吸収されます。
しかし、近年の研究で、小腸で消化・吸収されず、大腸まで到達するものがあることがわかってきました。
このようなでんぷんをレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)といいます。
レジスタントスターチは、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の特性をあわせもち、
それにより、腸内環境に有益な作用をもたらします。
ぜん動運動を活発にしたり悪玉菌の増殖を抑制したりする短鎖脂肪酸の生成を助けるほか、
同じく悪玉菌の増殖を抑制したり免疫力を向上したりするビフィズス菌やラクトバシラス属細菌の増殖を促します。
また、体内でさまざまな悪影響を及ぼし、大腸がんなど大腸の疾患との相関関係も指摘される
フェノール化合物の低減もはかります。
レジスタントスターチと食物繊維の特性比較
“ 価格が手頃で食味は抜群、コスパにこだわるならガス炊飯器 ”
ガス炊飯器をおすすめする理由のひとつに価格が手頃なことがあります。
電気炊飯器は5万円超のものが続々と発売されたり、
10万円超のものに人気が集まったりと高級化がすすんでいますが、
ガス炊飯器はそれにくらべるとずいぶん割安です。
にもかかわらず、炊きあがったごはんは抜群のおいしさ。
コストパフォーマンスにこだわるなら選ばない手はありません。
機能例・製品紹介
リンナイ こがまる
ひとりぶんでも、洗米後すぐでも、ガスの直火と蓄熱厚釜ですばやくおいしく炊きあげます。もちろん価格も手頃で、タイマー機能や保温機能を搭載していないタイプはさらにお求めやすくなっています。
新米はもちろん、秋刀魚に、栗や芋、梨や柿と、秋はおいしいものがいっぱい。
ついつい食べすぎてなんだか胃腸が疲れ気味と感じたら、消化のよいひと皿を献立にくわえてみましょう。
大根とブロッコリーの煮物(作りやすい量)
- 大根・・・・・・・・・・・・・・・1/2本
- ブロッコリー・・・・・・・・・・・1/2房
- ツナ缶(ノンオイル)・・・・・・・1缶
- 水・・・・・・・・・・・・・・・・500ml
【調味料】
- 醤油・・・・・・・・・・・・・・・大さじ2
- みりん・・・・・・・・・・・・・・大さじ3
- 白だし・・・・・・・・・・・・・・大さじ4
- 大根は皮をむいて2cm厚のイチョウ切りにし、ブロッコリーは食べやすい大きさに切る
- 鍋に水と調味料を入れて火にかけ、煮立ったら大根とブロッコリーをくわえ、落し蓋をして20分ほど煮る
- 大根がやわらかくなったらツナ缶を入れて軽く火を通す
“ 無味無臭の軟水で炊くことも、
うんまい!の必須条件 ”
水にはいろいろありますが、ごはんを炊くのに向いているものと向いていないものがあります。
向いているのはカルシウムやマグネシウムの含有量が少ない軟水です。
カルシウムやマグネシウムの含有量が多い硬水では、
吸水がすすまずパサパサとした炊きあがりになってしまうため、
市販のミネラルウォーターを使用するときは、硬度60mg/L以下を目安に選ぶようにしましょう。
なお、日本の水道水の硬度は50~60mg/Lなので、
水道水を使用するときは硬度をとくに気にする必要はありません。
ただ、カルキの臭いが風味に影響を及ぼすことがあるので、
浄水器を通したり、3~5分程度の煮沸や半日~1日程度の汲みおきをしたりするとよいでしょう。
なお、煮沸や汲みおきをするときは、カルキがしっかりと抜けるようふたをしないのが鉄則です。
総合評価(9段階評価)
光沢(9段階評価)
におい(9段階評価)