健康法といわれるものはいくつもありますが、
わたしたちにとってもはや習慣となっているのが入浴。
その効果は医学的・科学的にも証明されており、
温熱作用、水圧作用、浮力作用という3つの物理作用が深く関係しています。
温熱作用には血行を促進し代謝を向上して老廃物と疲労物質を除去する働きが、
水圧作用には心肺機能を活性化して血液の循環を改善する働きが、
浮力作用には筋肉や関節を弛緩して負荷を軽減する働きがあり、
相互に関係することで、疲労回復、冷え・むくみ解消、コリ・痛み緩和、
免疫力アップ、リラックスなど、さまざまな効果が期待できるのです。

このように数々のメリットをもたらす入浴ですが、ときには重大なリスクをまねくことも。とくに気温が低くなる冬場に気をつけたいのがヒートショックです。ヒートショックは急激な温度変化にともなう大幅な血圧変動によって起こる健康障害で、脳卒中や心筋梗塞といった重篤な疾患につながるほか、最悪の場合は死亡することもあります。実際、入浴中死亡者数は年間1万9千人になるという推計があり、すべてがヒートショックによるものではないにしろ、平均気温が10℃以下の月の入浴中死亡者数は、それ以外の月の入浴中死亡者数にくらべてかなり増えていることから、あきらかな相関関係が認められ、しっかりとした対策が求められます。
出典:STOP!ヒートショック

いくつかあるヒートショック対策のなかで、もっとも重要なのが部屋間の温度差を解消すること。その役割を担うのが暖房器具ですが、浴室には浴室暖房乾燥機を設置するのがおすすめです。浴室暖房乾燥機には、壁掛型と天井埋込型の2タイプがあるほか、2室暖房、浴室乾燥、ミストサウナなどさまざまな機能があり、それぞれのニーズにあわせて選べば、毎日の入浴はより安心で快適なものになるでしょう。