エコなくらしをかんがえる「エココラム」

エアコン、ヒーター、ストーブ、こたつ、ホットカーペット、床暖房と、熱源も方式もさまざまなものが揃う暖房器具。なかでもよくつかわれているのがエアコンで、その使用率は約70%と他の暖房器具に大きな差をつけています。また、満足度については75%が「満足している」と答え、その理由として、手間のかからなさ、安全性の高さ、暖まりのよさを、一方、25%が「満足していない」と答え、その理由として、空気の乾燥、暖まりの遅さ、足もとの寒さなどを挙げています。

一方で、使用率が低いながら満足度が高いのがガスファンヒーター/ストーブ。
94%が「満足している」と答え、その理由として、暖まりの早さ、
暖まりのよさ、手間のかからなさなどを挙げています。
さらに、主要暖房器具7種を対象にした満足項目別の満足度をみてみると、
「どこにいても暖かい」「早く暖まる」「充分に暖まる」などの項目で、
ガスファンヒーター/ストーブが3位以内にランクインしており、
暖房器具のなかでもすぐれた暖房能力を有していることがわかります。

いまはまだ使用率が高いとはいえないガスファンヒーターですが、省エネ性能の向上や空気清浄機能の搭載といった進化もあってファンが急増中。ガスファンヒーターの使用者を対象におこなったアンケートでは、
92%が「次もガスファンヒーターを購入したい」と答える（※）など、いちどつかえば手放せなくなるほどの快適さが体感できるようなので、暖房器具を購入する予定があるかたは、ガスファンヒーターを選択肢のひとつにくわえてみるといいかもしれません。

ガスファンヒーターが支持される最大の理由は速暖性。スイッチを押すと約5秒でパワフルな温風が吹きだし、冬の朝など冷えきった部屋もすばやく・ムラなく暖めます。また、ガスの燃焼により水蒸気が発生するので乾燥しにくく、肌のカサカサや喉のイガイガが気にならない快適な空気環境を維持するほか、いちどガス栓にガスコードをつないでしまえば、燃料を調達したり補給したりする手間がかかりません。そのほか、点火・消火時の臭いが少ない、安全機能を多数搭載しているといった特長も、ガスファンヒーターが支持される理由となっているようです。

くわえて、忘れてはいけないのが経済性と環境性。パワフルさを維持しながらガスをムダなく燃焼させることで、1時間あたりのランニングコストを電気ヒーターの約1/3に抑えています。さらに、室温を検知し自動で設定温度を下げて暖めすぎを防ぐエコ暖房機能、足もとなど暖めたいところだけを暖められるスポット暖房機能、つけっぱなしや消し忘れを防ぐ自動消火・停止機能など、さまざまな運転機能が経済性と環境性をさらにふくらませます。